性格診断に興味がある方なら、エニアグラムとMBTIの両方を耳にしたことがあるのではないでしょうか。「結局どっちが正確なの?」「自分にはどちらが向いているの?」と疑問に思っている方も多いはずです。実はこの2つは測定しているものが異なるため、優劣ではなく補完関係にあります。この記事では、エニアグラムとMBTIの違いと共通点を詳しく比較します。

エニアグラムとMBTIの基本的な違い

最も大きな違いは「何を測定しているか」です。エニアグラムは人間の根本的な動機や恐れに基づいてタイプを分類します。一方、MBTIはユングの心理学的類型論を基に、認知機能や情報処理のスタイルで16タイプに分類します。つまり、エニアグラムは「なぜそうするか」、MBTIは「どうやるか」に焦点を当てています。

分類の仕組みの違い

MBTIは4つの二項対立(外向/内向、感覚/直感、思考/感情、判断/知覚)の組み合わせで16タイプに分類します。エニアグラムは9つの基本タイプに加え、ウイングやトライタイプなどの概念で個人差を表現します。MBTIがスペクトラム上の位置を示すのに対し、エニアグラムは核となる動機を特定するアプローチです。

測定の焦点の違い

それぞれがどんな側面を明らかにしてくれるのか、もう少し掘り下げてみましょう。

エニアグラムが教えてくれること

エニアグラムは、あなたの根本的な恐れと欲求、ストレス時の反応パターン、成長の方向性を明らかにします。例えばタイプ6は「安全でありたい」という欲求が核にあり、タイプ4は「独自でありたい」という欲求が核にあります。Self Poutの無料診断では、こうした深層の動機に基づいたタイプ判定を行っています。

MBTIが教えてくれること

MBTIは、情報をどう取り入れ(感覚か直感か)、どう判断するか(思考か感情か)、外の世界とどう関わるか(外向か内向か)を明らかにします。コミュニケーションスタイルや学習スタイルの理解に特に有用です。

両者の共通点と補完関係

違いばかりではなく、共通点もあります。性格診断書籍では両方を取り上げている本も多く、併用を推奨する専門家もいます。

共通する目的

どちらも自己理解と他者理解を深めることを目的としています。また、どのタイプが優れているという価値判断をしない点も共通しています。両方の結果を組み合わせることで、より立体的な自己理解が可能になります。

タイプの対応関係

エニアグラムとMBTIの間には緩やかな相関があります。例えば、エニアグラムのタイプ5にはMBTIのINTJやINTPが多い傾向があり、タイプ2にはESFJやENFJが多い傾向があります。ただし、一対一の対応ではないため、あくまで参考程度に考えてください。

どちらを先に学ぶべきか

自分のことをより深く知りたいなら、どちらから始めても構いません。

目的別の使い分け

自分の行動パターンやコミュニケーションスタイルを知りたいならMBTI、自分の深層心理や成長の方向性を知りたいならエニアグラムから始めるのがおすすめです。心理学講座では両方を併用して教えるプログラムも増えています。仕事のチームビルディングにはMBTI、個人のコーチングやカウンセリングにはエニアグラムが適している場面が多いです。

両方を学ぶメリット

MBTIで「自分はINFPだ」とわかり、エニアグラムで「タイプ4w5だ」とわかれば、自分の性格をより精密に理解できます。「なぜINFPの自分が時々論理的になるのか」がエニアグラムのウイングや成長方向で説明できたりと、相互に補完し合う発見があるでしょう。

まとめ

エニアグラムとMBTIは、どちらが正しいかではなく、どちらも活用することでより深い自己理解に到達できる補完的な性格診断です。まずはSelf Poutの無料診断でエニアグラムのタイプを確認し、MBTIの結果と合わせて、自分自身の全体像を描いてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

Self Pout こころ編集部

エニアグラム・性格心理学・セルフケアに関する情報を発信。心理学の知見をベースに、自己理解とメンタルヘルスに役立つ記事をお届けします。